シンプルなアクションワードの効果 さて、今回も前回に引き続き、大手証券会社で世界の9割のマネージャーを務めるアメリカ人の友人Lからシェアしてもらったコンセプトをお伝えさせていただこう。前回、忙しい人たちに伝えるために「シンプルであること」はとても大切なことだと書かせていただいた。そこにつながるイメージとして、Lはこんな風に話していた。 「ネガティブな言葉は使わないように心がける」 たったひとつのコンセプトを提示するために、使える表現はたくさん考えられるが、そこでどの言葉を選ぶかが、話の印象を決める決め手となる。たとえば、こんなふたつのキャッチフレーズがついたシャンプーがあったとしよう。 1.ベタベタしないシャンプー 2.サラサラになるシャンプー 同じことを表現するために、どちらがより良い印象で、買いたくなるだろうか? もちろん人の感覚にもよるものながら、「“ベタベタ”しない」と、ネガティブ
![ポジティブな言葉を選ぶだけで、説得力は倍増する](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3405918a4e185806c0cbdf02875e301f942dc8aa/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fcommon%2Ficons%2F1600x900.jpg%3Frd%3D202407231454)