ダークウェブを使っても、捕まるときは捕まる 今回、警察庁の情報技術犯罪対策課に取材し話を聞いた。Torは匿名性があると述べたが、完璧とは言いがたい。色々と穴があり、身元の特定も可能だ。まずは、ダークウェブ上での販売で検挙した事例について。 愛知県警が逮捕した事案では、ダークウェブ上で銀行口座を売り渡そうとした輩がいた。掲示板で銀行口座や住民票、社会保険証などを売ると書き込むと、客がアプローチしてくれるのだ。実際、現在でもそのような書き込みを確認できる。 警視庁(東京)は、ウイルスを販売していた輩を逮捕している。ダークウェブで数万円で購入したコンピュータウイルスをカスタマイズし、ダークウェブやLINEで知り合った人に売っていたのだ。今回は個人の犯行だったが、組織的に行われる可能性もあるという。筆者が確認したところ、ウイルスの価格は5万円前後で、9万円も払えばカスタマイズツールが購入できそうだ
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