実相寺昭雄監督の遺品が川崎市に寄贈される。 あれは03年11月、DVD「アンヌからセブンへ」監督との初対談だ。 お会いするのは36年振りだが殆ど会話も交わした事ないふたりが・・ DVDをご覧になってご存知のかたもいらっしゃるでしょうが・・ その対談、キャメラが回ってもしばらく沈黙が続いた。 沈黙の間のテロップが『きまずい』効果音が時計の秒針がコッコッコッ・・ そんな始まりだった。 その後順調に会話が進む様になって、彼はおもむろに4冊の台本を取り出した。 彼が当時使っていた現物だ!私は彼の手に目を奪われた。 『凄い!』 彼は台本のカット割りや絵コンテで遥か昔の思い出の糸を手繰っていたのだ。 それにしても凄い物を見せつけられた・・・ あの台本、きっと寄贈品の中に含まれているんだわっ。 早く公開してもらいたいナ。