2007/01/22 情報処理推進機構は1月22日、セキュリティ機能を組み込んだソフトウェアやハードウェアを実装した「暗号モジュール製品」を試験、認証する新しい制度を4月に立ち上げると発表した。暗号モジュールについては、ソニーの非接触IC「FeliCa」の暗号が破られたとする2006年12月の雑誌報道があり、その後ソニーが否定するなどセキュリティに注目が集まっている。IPAが新制度の試行運用を始めたのは2006年6月で、今回の制度とFeliCaを巡る騒動について「まったく関係がない」(IPA 理事 仲田雄作氏)としている。 新制度の対象になるのは、公開鍵署名(DSAなど)、公開鍵守秘(RSA-OAEPなど)、共通鍵ブロック暗号(AESなど)、ハッシュ(SHA-1など)、鍵共有(DHなど)などの暗号アルゴリズムを少なくとも1つ実装した製品。具体的には暗号ソフトウェア、ICカード、PCIカード