年末年始に繁華街を回ると、家出らしき少年少女をよく見かける。反抗期の子どもが親に反発して家を飛び出る気持ちも分からないではないが、最近は家出の少年少女を食い物にする犯罪者が多く、凶悪化しているのだ。 2007年11月には闇サイトで男らが家出をした14~17歳の女子中高生たち15人を「部屋を用意してあげる」などと誘い、ホテルで男性からカネなどを盗む手伝いをさせていたとして逮捕された。 犯人たちは少女たちに指示して、「援助交際」の勧誘をさせ、ホテルに男を連れ込んで、風呂に入るすきに財布や携帯電話を盗んでいたらしい。窃盗はもちろんいけないが、もし、うまく逃げ出せなければ、少女たちが強引に性行為を強要された可能性もある。 それにしても、この「援助交際」という言葉遣いはごまかしだ。単なる「売買春」なのだから、ちゃんと未成年売春あるいは未成年買春と言うべきではないか。 昔は家出をしても行くとこ