オバマ米大統領がイラン中部ナタンズのウラン濃縮施設を標的に、イスラエルと共同開発したコンピューターウイルスによるサイバー攻撃を指示、ウラン濃縮に使う遠心分離機5000基のうち1000基を一時使用不能に追い込んだことが明らかになった。 1日付のニューヨーク・タイムズ紙が米政府高官らの証言に基づき、ホワイトハウスの作戦司令室内でのやりとりなど作戦の全容を報じた。 アーネスト大統領副報道官は記事の内容について「コメントできない」と述べた。 同紙は、オバマ政権が攻撃でイランの核開発を1年半から2年遅らせたと分析。(ワシントン共同)
衆議院のネットサーバーと議員の公務用パソコンがウイルスに感染した問題で、衆院は28日、パソコンにメールで送りつけられたのは新種のウイルスで、議員らがネットに接続するためのIDやパスワードが複数流出した可能性があることを明らかにした。 パソコンやサーバーからの情報流出の有無は調査中という。衆院は、特定の企業や個人を狙ってウイルス付きメールを送りつける「標的型メール」による攻撃を受けたとみている。 衆院によると、メールは7月25日、議員3人のパソコンに添付ファイル付きで送られ、うち1人がファイルを開いて感染した。ウイルスは、パソコンやサーバー内の情報を盗んで外部サイトに接続して送る「トロイの木馬」と呼ばれるタイプの新種。その後、衆院の運用管理端末2台とサーバー2台に次々に感染した。三つの外部サイトと通信していた痕跡があるという。 ネットワーク管理を委託されていたNTT東日本が8月29日、サーバ
発見された木星質量の浮遊惑星のイメージ。恒星からの光がなく暗い=Nasa/JPL-Caltecht/R.Hurt 太陽系の外に恒星の周囲を回らずに浮かぶ「浮遊惑星」が多く存在するとするデータ解析を、名古屋大などが参加する国際共同観測研究チームがまとめた。英国で19日(現地時間)発売予定の科学誌ネイチャーに掲載される。 チームは日本、ニュージーランドなど4カ国39人の研究者らで構成。06~07年の間、ニュージーランドの天文台の望遠鏡で、銀河系中心にある星約5000万個を観測した。 恒星の前を別の星が横切ると、重力で恒星の光が望遠鏡に集められ明るくなる「重力マイクロレンズ現象」を活用。恒星がない場合の増光期間が1~2日程度と短い特徴から、10件の浮遊惑星を検出、特定した。いずれも地球の317倍の質量がある木星に相当する規模の天体で、地球から2万6000光年以内に存在するという。 チームの住貴宏
海江田万里経済産業相は5日の閣議後会見で、東京電力福島第1原子力発電所事故などで夏場の電力供給不足が懸念されるため、電気事業法27条に基づいて国が東電管内企業の電力使用量を制限する必要があるとの認識を示し、使用制限を発動する方針を表明した。【増田博樹】 使用制限は経産相が発動する措置で、実施されれば、第1次石油危機時の1974年以来となる。政府は近く開く電力需給緊急対策本部で方針を決め、経済界と調整を急ぎたい考えだ。海江田経産相は「過去の発動時と需要構造も変わっている。どの程度にするか議論したい」と述べた。 政府は今夏の電力需要について、昨年のような猛暑の場合は6000万キロワット程度を見込むが、東電の供給力は4500万キロワット程度にとどまる見通し。 ◇産業界から反発も 政府は節電対策として、冷房需要のピークとなる昼間の時間帯を中心に大口利用者の企業に使用制限を発動する方向で産業界と調整
警視庁公安部の国際テロ捜査に関する内部資料とみられるデータが、インターネット上に流れていることが分かった。データには、警察庁や警視庁という文言が入った文書のほか、担当課である外事3課の名簿らしき情報も含まれていた。警視庁は、内部資料が流出した可能性を含めて経緯の調査を始めた。 警視庁によると、ネットに掲載されたデータは、ファイル共有ソフトを通じて流れたとみられ、文書ファイルなど数種類の形式があった。29日夜、関係機関からの通報で把握したという。警視庁は、内部資料の可能性について「現段階では調査中で、詳細なコメントは差し控えたい」としている。 警視庁は現在、11月に横浜市で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に向け、テロへの警戒を強めている。「ネット上の文書に記載された時期は最近ではない」として影響は少ないとの見解を示している。 警視庁では07年、北沢署地域課巡査長(当時)
原口一博総務相は2日、閣議後の記者会見で、チリ大地震で大津波警報が発令された先月28日、自身の簡易型ブログ「ツイッター」を利用して津波情報を頻繁に発信していたことを明らかにした。原口氏は「なりすましの危険はあるかも分からないが、正確な情報を国民に伝えることを優先した。不安が不安を呼び、危機が危機を呼ぶパニック心理学の立場から間違いではない」と説明し、問題はなかったとの考えを示した。 原口氏は同日、災害対策本部が設置された総務省消防庁消防防災・危機管理センターなどからツイッターに分刻みで約50件の津波関連情報を発信した。原口氏は国民との接点を増やしたいとの思いからツイッターを愛用。当日は「行政の指示に従って避難してください」と呼び掛け、津波を観測した場所や高さなどの情報も流した。 また、原口氏は会見で、避難所に逃げた住民が各市町村の想定より少なかったことに「避難所に行く人だけ数えて本当に有効
アニメ主題歌など1200曲以上を手がけ、“アニメソングの女王”として知られる歌手で声優の堀江美都子さんが15日、「ZEPP TOKYO」(東京都江東区)でデビュー40周年記念コンサート「歌は心にこだまする」を開き、「キャンディキャンディ」など全20曲を披露した。 堀江さんは12歳でのデビュー曲「紅三四郎」も熱唱。「12歳の自分が見えて来ちゃって……。よく頑張ったねと思ってしまった……」と感極まった様子で語り、客席に向かって「長い間ずっと応援してくれて、本当にありがとうございました」と涙交じりで感謝した。 コンサートには堀江さんの夫と息子がゲスト出演したほか、“アニメソングの帝王”と異名を取る歌手の水木一郎さんも登場。堀江さんとのデュエットも披露し、持ち歌の「マジンガーZ」を熱唱して会場を盛り上げた。客席には漫画家の楳図かずおさんらも駆けつけた。【栗原拓郎】
防衛省・自衛隊内の情報通信ネットワークを管理する「自衛隊指揮通信システム隊」の担当者が、部内の業務連絡用メールを、同省のメールマガジンの送付先に誤送信した。防衛上の秘密にかかわる内容ではないが、誤送信先は約5000件に達し、同省はメールでメルマガ読者に経緯を説明し陳謝するという。 防衛省によると、9日午前、内局の広報課からメールシステムの調整を依頼された同隊隊員が、作業終了を知らせるメールを広報課員に送信する際、誤ってメルマガの一斉送信用のアドレスにも送信してしまったという。 同システム隊は昨年3月、初の3自衛隊統合部隊として発足。組織内のほか、有事の際の司令部・中央指揮所のネットワーク管理を担当し、海外などからのサイバー攻撃などにも対応する。【本多健】
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