Nevada Lightning Laboratoryがテスラコイルを使い無線で電力を送電し、5m離れた場所で800W分の電球を点灯させる実験に成功した。今年8月にはMITが2m離れた場所で60W電球を点灯させることに成功していたが、今回はこれを大きく超える結果となった。 なお、共振コイルを使用したワイヤレス電力に関する特許はテスラコイルを発案したニコラ・テスラ氏によって100年以上前に特許が取得されているとのことで、同社は今回の実験を元に特許取得など知的財産を追及する意向はないことを明らかにしている。実験のデータなどは同社サイトに写真とともに掲載されている。 ちなみに今回の実験は、同社が高周波変圧器の実験を行っていた際に電源の抜いてあった別の変圧器が煙を出したことの原因究明がきっかけとなったそうである。