スコットランドで製造されるウイスキーは「スコッチ・ウイスキー」として知られ、世界五大ウイスキーの一つに数えられます。そのなかでも、ピート(泥炭)によるスモーキーな香りを特徴とするのが、アイラ島で作られる「アイラモルト」です。淡路島よりやや大きなアイラ島には、8つの蒸溜所があり、ウイスキー愛好者からは“聖地”と呼ばれています。どの蒸溜所も見学ツアーやテイスティングを実施していて、蒸溜所めぐりを楽しむ観光客が世界中からやってくるのです。 スモーキーな中にハチミツを思わせる、独特の香りのボウモアは「アイラモルトの女王」とも呼ばれるウイスキーです。アイラ島の中心部のボウモア村に蒸溜所ができたのは1779年のこと。アイラ島では最古、スコットランドでも二番目に古い蒸溜所です。この蒸溜所では、見学ツアーを楽しめるだけではなく、敷地内のホテルに宿泊することもできます。