29日夕方、新宿方面に向かうJRの特急列車「成田エクスプレス」が、品川駅を過ぎたところで、誤って横浜方面の線路に進入するトラブルが起きました。この列車はふだんと行き先を変更していましたが、JRは、この情報が線路のポイントを切り替える司令室に伝わっていなかった可能性があるとみて調べています。 JRによりますと、通常この特急列車は、成田空港を12両編成で出発したあと、東京駅で2つの6両編成に分かれ、前方の列車が横浜方面に、後方の列車が新宿方面に向かうことになっています。 ただ、29日は後方の列車がおよそ3時間前に起きた別の人身事故で一部が破損したため、車両基地がある横浜方面に向かわせようと、前方と後方の列車の行き先をふだんと逆にしていたということです。 ところが、先に出発した前方の列車はふだんと同じ横浜方面の線路に進入してしまったということで、JRは、行き先変更の情報が線路のポイントを切り替え