信州大に寄贈された奥平康弘さんの蔵書=長野県松本市の信州大中央図書館で2016年2月12日、古川修司撮影 憲法学者で「九条の会」の呼びかけ人などを務め、昨年1月に85歳で亡くなった奥平康弘・東京大名誉教授の遺族が、奥平さんの蔵書の一部478冊を長野県松本市の信州大図書館に寄贈し、12日に式典と記念講演会があった。 寄贈されたのは「予防拘禁に関する諸論文」「出版法及新聞紙法改正資料」など、戦前の言論統制に関する書物や公法学、米国の表現の自由に関する書物が中心。東京都調布市の自宅や奥平さんが「小屋」と呼んだ同県信濃町の別荘にあった3000冊以上の蔵書の中から選んだもので、奥平さんの書き込みが残る本もある。 信州大大学院法曹法務研究科の成沢孝人教授が、学者や研究者が憲法学を学ぶ「奥平ゼミ」のメンバーだったことなどから、受け入れが決まった。約200冊は中央図書館の一般書架に置き、自由に閲覧できるよ
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