全国2例目の国立大学美術館として2013年にオープンした佐賀大学美術館(佐賀市)で、学芸員不在の状態が続いている。学芸員は美術館運営の根幹を担う存在で、美術関係者からは「このままでは多様な展覧会が開けなくなる」と危惧する声も上がっている。
ホームレビュー/プレビュートピックスシンポジウム「来たるべきアート・アーカイブ 大学と美術館の役割」 レポート:どこへどのように向かうのか? 芸術作品の資料の行方 2014年11月24日、東京・六本木の国立新美術館で、京都市立芸術大学芸術資源研究センター主催のシンポジウム「来たるべきアート・アーカイブ 大学と美術館の役割」が開催された。芸術家を目指す学生の多い芸術大学が、「創造のためのアーカイブ」を育む調査・研究機関として、今年4月に芸術資源研究センターを発足。東京でのお披露目を兼ね、アーカイブの芸術教育への活用や社会への還元方法の確立に向けて、アート・アーカイブの意義と役割について考察した。大学と美術館が果たす役割とは何か、組織の年史をアーカイブする大学アーカイブズとの違いはあるのか、アート・アーカイブとは何かなど、関心をもって参加した。 何を集めて保存するのか アート・アーカイブとは何
佐賀大美術館が起工式 学長「開かれた場に」佐賀大美術館の完成イメージ図=佐賀大提供 佐賀大は14日、本庄キャンパス(佐賀市本庄町)正門横に開館する「佐賀大学美術館」の起工式をした。 工事関係者ら約40人が出席し、安全を祈願した。佛淵孝夫学長は「大学の歴史が分かるような展示もしたい。大学のシンボルとして、地域の方々も気軽に入ってこられるような開かれた場にしたい」と話した。 佐賀医科大と統合して10周年になる10月1日の開館を目指す。 2階建ての1階は展示室とスタジオ、収蔵庫などを備え、可動式の壁を取り外すと最大440平方メートルのスペースができ、大型の展示物や絵画教室などのワークショップができる。 2階は展示室に加え、カフェを併設。県出身の洋画家、岡田三郎助の絵画など貴重な所蔵作品を展示するほか、学生制作の映像作品も見られるようにする。
城西大は9日、坂戸市けやき台1の1の同大坂戸キャンパスに「水田美術館」を開館させる。創立45周年記念事業の一環で、創立者の故水田三喜男氏(元通産相、蔵相)が寄贈した200点以上の浮世絵コレクションなどを収蔵、展示する。 美術館の建物は米国人建築家、スニール・ボールド氏とヨランダ・ダニエルズ氏が設計した地上1階、地下1階の2層建てで三つのギャラリーとインフォメーションセンターを設ける。コレクションは写楽の版画9点や世界に5点しか確認されていない喜多川歌麿の「橋下の釣」など貴重な作品が含まれる。また、鳥居清長(きよなが)、葛飾北斎、菱川師宣など、初期から幕末・明治期まで、広範囲にわたる作品を収蔵し、浮世絵の変遷をたどることができる。 同美術館では開館日の9日限定の特別公開を行う。展示作品は、「橋下の釣」のほか、鈴木春信の「六玉川」全6枚揃(そろ)い▽東洲斎写楽「松本米三郎のけはい坂の少将実はし
荒俣宏氏旧蔵コレクションを加え、充実した博物図譜のコレクションを誇る武蔵野美術大学。新棟落成にあわせ作成されたデジタルアーカイブとともに図版資料を公開。2010年6月21日(月) 〜8月7日(土) ____ 18世紀以降ヨーロッパを中心として、それまでの美術史には収まりきれない文脈の膨大な図像が制作されるようになります。それらは当時新しく登場した博物学を中心とした動・植物図譜、航海記、地図、民俗学的図譜、解剖図譜などであり、多色銅版やリトグラフなど当時の最先端の印刷技術を駆使した書物として出版されました。武蔵野美術大学図書館では旧蔵の貴重書に荒俣宏氏旧蔵コレクション[*1]を加えることで、今日的な視点から18世紀以降の博物図譜を軸とする視覚資料を概観することが可能となりました。今回はそれらを公開するとともに、図版全ページを高解像度スキャニングしデジタルアーカイブ化を実施、本展のために開
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く