【神奈川】日本初のバレエ学校を鎌倉につくり、多くの後進を育てたロシア出身のバレリーナ、エリアナ・パブロバ(1897~1941)の功績をたたえた顕彰碑の修繕が終わり、新たに整備された姿でよみがえった。…

人種差別がまだ根強い1950年代のアメリカで、名門バレエ団のプリンシパルダンサーになった黒人男性がいた。アーサー・ミッチェルは、その後もアフリカ系アメリカ人のためのバレエ団を設立するなど、人種の壁を正面から打ち破ってきたのだった。2018年に亡くなった彼への、追悼記事を送る。 マーティン・ルーサー・キング・Jrが暗殺された1968年4月4日、アーサー・ミッチェルと女優の卵だったシシリー・タイソンの2人はほとんど言葉を交わすことなく歩いた。しかし、タイソンが自分のアパートに一人着いたときに電話が鳴った。ミッチェルからだった。 「何かしたい。僕たちは何かしなければいけないんだ。彼(マーティン・ルーサー・キング・Jr)の命を無駄にはできない」 翌晩、ミッチェルからタイソンのもとにまた電話があった。彼は、自分のバレエ団を設立するつもりだと話した。それを聞いたタイソンは身支度をし、深夜1時半にタクシ
ブノワ賞の女性ダンサー部門に選ばれ、トロフィーを手にするオニール八菜さん(右)とスペイン出身のアリシア・アマトリアンさん=モスクワで2016年5月17日、ミハイル・ログビノフ氏撮影・ブノワ賞事務局提供 17日(日本時間18日未明)にモスクワのボリショイ劇場で発表された、バレエ界の最高賞「ブノワ賞」。女性ダンサー部門は、古典的な役柄を端正に造形した23歳のオニール八菜(はな)さん(パリ・オペラ座バレエ)と、現代作品で人間心理を掘り下げたベテランのアリシア・アマトリアンさん(独シュツットガルト・バレエ)が、栄冠を分け合った。薄井憲二・日本バレエ協会前会長は「対照的な2人を同時にたたえたのは、創造活動を多様に発展させたいバレエ界の意思の表れ」とみる。 日本人の母を持つオニールさんは東京に生まれ、父の祖国ニュージーランドで学んだ。「今回の受賞は、世界のどこでも優秀な人材が育つことを『本家』ロシアが
「ダンサーに与えられた時間はとても短いです。そのことはダンサー自身がよくわかっています。ダンサーにしてみれば、『いま踊らなければ、次はない』という感覚です。40歳になったら、『おしまい』と判断されるような世界ですからね」 今年6月、仏「テレラマ」誌の記事でこう語ったのは、2015年いっぱいで引退することを表明した「100年に1人」のダンサー、シルヴィ・ギエムだ。そのギエムの最後の舞台が迫っている。 ギエムは今年3月から引退公演「ライフ・イン・プログレス」のツアーを開始。すでにロンドン、パリ、シンガポール、モスクワ、シドニー、ニューヨークなど世界各地を回り、12月9日~30日の期間は日本各地で公演。12月31日の「東急ジルベスターコンサート」で踊る「ボレロ」(テレビ東京系で生中継の予定)が最後の舞台となる。 11歳から踊りはじめて39年。昨年8月、自分が50歳になる2015年に引退することを
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