先日、女性から怒りの電話があった。観光客とみられる若い女性が、日中からビキニ姿で街中を歩いていた、というのだ▼その光景を大勢の子どもたちも見ていて「教育上も良くない」と、見るに見かねて、その若い女性に注意したが無視され、本社に「記事にしてほしい」と電話してきたのだ▼街中を水着姿で歩く光景は、ハワイなど外国の観光地などではみかけられる光景のようだが、国内ではほとんどないだろう。ビキニ姿で街中を歩いていた女性も本土から暑い石垣島に観光で訪れ、気分が開放的になり、周囲に誰も知っている人がいないという安心感も手伝っての所業だったのかもしれない▼だが、ここは海外ではなく国内。しかも、5万人近い市民の日常もある。夏場は、観光客を含め肌を露出する服装が増える傾向にあるが、最低限のマナーは必要だろう▼南ぬ島石垣空港開港とともにLCCが就航し、若い観光客が増えた。クルーズ船の寄港や国際線の就航で今後は外国人
石垣市立図書館協議会(松村由利子会長)の委員と同館の吉見武浩館長ら7人は26日午後、約2年前に閉館した県立図書館八重山分館を訪れ、収蔵資料の状況を視察した。1階の書庫では背表紙にかびが生えた資料があったほか、2階の閲覧室にあるいすにも傷みがみられ、委員からは「貴重な資料が保てるような状況をつくることが大事」などの指摘が出た。 分館は2012年3月31日に閉館。蔵書約8万冊は閉鎖後も置かれたままとなっている。管理はこれまで八重山教育事務所に配置された専任の職員1人が行ってきたが、本年度から削減され、同事務所総務班の職員が交代で管理しているという。このため、週に2、3回行っていた館内の換気は本年度、2週間に1回程度になっているという。 視察後、同協議会の登野城ルリ子副会長は「今の状態だと湿気で写真集や新聞など貴重な資料の劣化が激しい。この建物を生かして貴重な資料が保てるような状況をつくることが
■石垣島は「岩石博物館」 石垣島はその名の通り岩石の多い島として知られ、岩石の博物館と称する学者もいる。それだけに、地質も複雑で鉄分を含んだ赤土から灰色、白土、それに磁器の原料とされる土も採れる。古文書にも八重山の特産物として白土が上げられている。古くから陶芸家にとって八重山の陶土は魅力あるものであった。 八重山の焼き物といえば古くは土をこね、日ざらしにして、カヤやススキで焼く野焼きで、もろくて壊れやすいパナリ焼きのような土器が主流であった。 近世に入ると、本土や本島から陶器が流通し始めた。そのころ、琉球王府の財政は逼迫(ひっぱく)し、倹約政策をとり、立て直しに必死であった。甕(かめ)や壺(つぼ)を本土や本島から購入するのではなく、地元で焼き物を生産することに本腰を入れた。 ■王府が仲村渠筑登之致元を派遣 八重山蔵元は本島の壺屋に焼き物けい古のために役人を派遣した。また、王府からは指導のた
26万3000冊余の蔵書がある石垣市立図書館。未返却図書の解消は長年の懸案となっている=30日午後、市立図書館 石垣市立図書館(吉見武浩館長)の未返却図書が2014年3月末日現在で2790冊に上っており、本の返却を忘れている利用者に速やかな返却を呼びかけている。同館では利用者サービスの一環として玄関脇に24時間いつでも図書を返却できるポストも設置しており、未返却図書の解消にあの手この手の知恵を絞っている。 未返却図書は08年4月1日以降のものをまとめたもので、内訳は一般図書1234冊、郷土図書226冊、児童図書1064冊、雑誌152冊、AV114冊。 図書の貸出期間は原則2週間で、電話でさらに2週間貸し出しの延長を受けることが可能で、利用者は実質約1カ月間にわたって、図書を借りられる仕組みとなっている。 しかし、中には借りたまま返却を忘れたり、故意に本を返さない人もおり、こういうケースが未
■行政の怠慢で伸び悩み 6月1日に開催される海人(ウミンチュ)の最大の祭りハーリーも目前に迫り、八重山の夏の味覚を代表するパインとマンゴーのシーズンがやってきた。いずれも「フルーツの王様」として八重山を訪れる観光客をはじめ郡外の親しい友人らに贈答品としてゆうパックや宅配便でも人気の熱帯果樹。いわば農家にとっては「石垣牛」と同様、作れば売れる八重山の売れ筋商品ナンバーワンの特産品だが、なぜか生産量は一進一退を繰り返し、依然伸び悩んでいるのが現状だ。 このことは5、6年前にも指摘したが、生産が増えないのはなぜか。 しかも石垣牛も含めそれぞれ7、8年前、石垣市と竹富町は県から拠点産地に認定されている。なのに生産量が伸びないというのは、結果として県をはじめ当該市町村は怠慢を指摘されてもやむを得ないだろう。 それは周知の通り「売れるものをつくって売る」のが市場経済やもうかる農業の原理原則。そのことに
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く