▲デキ3快走! 齢90歳を迎えても"今なお現役"。矍鑠たる走りっぷりをみせるデキ3。'12.12.15 クリックするとポップアップします。 銚子電気鉄道と言えば、まず思い浮かぶのがデキ3の存在ではないでしょうか。1922(大正11)年ドイツ・アルゲマイネ製とされる同機ですから、今年はちょうど生誕90年。残念ながら制動装置や保安装置の関係から単独での本線走行はできませんが、車輌としての車籍はしっかりと維持しており、そのため銚子電気鉄道は今では数少ない電気機関車を保有する私鉄の1社ということになります。 先日「島秀雄記念優秀著作賞」に輝いた白土貞夫さんのRMライブラリー『銚子電気鉄道』(→こちら)にも詳述されていますが、このデキ3という機関車はなんとも謎の多い車輌で、今もってその来歴は詳らかになってはいません。さきほど「1922(大正11)年製とされる...」と表現したのもそんな理由で、車体内