記379・ビブリオバトルには否定的見解を持たざるを得ない。: スタジオ・クリエイティブ ドックビブリオバトルというものをご存知だろうか。プレーヤーとなる各人が自分の推薦する書籍を皆の前で解説し「紹介されたどの本に魅力を感じるか」を多数決で決めるゲームである。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%90%E3%83%88%E3%83%AB ディベートのように相手に反論するわけではないので重宝がられているようだが、私としては否定的見解を示さざるを得ない。 それは本と、それを愛する気持ちを「ダシ」にしている点である。 全ての本がそうとは言わないが、少なくとも商用本の場合、著作者はそれこそ心血を注ぎ魂を削って書いている場合も少なくない。それを非常に不当な手段で評価される事を容認しているのが、ビブリオバトルであると思う。 たとえばA～Jの十人が争うとしよう。結果、Aが勝利者となったとする
