タグ

ブックマーク / www.enago.jp (7)

  • 査読の貢献を研究業績の一部に:ORCID iD入力が可能に - エナゴ学術英語

    査読付き学術雑誌(ジャーナル)に論文を発表することは、研究成果の学術論文としての妥当性が当該分野の専門家に認められることであるとともに、論文に書かれた内容の信頼性を読者に担保することにつながります。 一般的には、論文を学術ジャーナルに投稿すると、査読のプロセスが始まります。まず、投稿論文を受け付けた学術ジャーナルの編集者は、その論文の分野の複数の研究者に論文を送り、評価を依頼します。研究者は「査読者」として、論文を読み、ジャーナルの出版基準を満たしているか、論文の内容が掲載に値するかを判断します。査読が完了し、基準を満たしているものがジャーナルに掲載されます。 査読は、研究成果の発表を判断する重要なステップであり、学術研究の信頼性を下支えするものです。ジャーナルの編集者が当該分野の研究に精通しているわけではありません。その分野で実践的な経験を積んだ研究者だけが、論文に記された研究内容につい

  • 盗用剽窃チェック ツールはどこまで信頼できるか - エナゴ学術アカデミー

    学術研究における誠実性(Academic integrity)は重要です。研究者は、科学研究の発展を促進する独自性のある発想や研究成果を示すことで学術界に貢献することが求められていますが、同時にその研究が信頼に足るものであることを示すため、不正を疑われる行為は避けなければなりません。 研究不正にはいろいろありますが、対策の一環としてできることのひとつに、学術論文の剽窃・盗用などを事前に検知することが挙げられ、盗用・剽窃検出ツールを導入する学術雑誌(ジャーナル)が増えています。 盗用・剽窃チェック(plagiarism detection)ツールの過剰依存は問題 盗用・剽窃チェックツールとは、投稿論文の中に剽窃または盗用が疑われる内容が含まれているかどうかを確認するものです。とはいってもツールの利用は一長一短です。盗用・剽窃チェックツールに頼りすぎた査読により投稿論文が却下(リジェクト)され

    盗用剽窃チェック ツールはどこまで信頼できるか - エナゴ学術アカデミー
  • オープンアクセス 論文の引用率は本当に高いのか - エナゴ学術アカデミー

    欧州の研究機関をはじめ、オープンアクセス(OA)出版を積極的に後押しする動きが高まる中、OAの普及が加速化していますが、その一方で、定期購読料につき大学などの研究機関と出版社との対立が膠着状態となっています。実際、OAに掲載された論文の方が、購読雑誌に掲載された場合よりも閲覧数・ダウンロード数ともに多くなることが判明しており、その傾向は一層強まると予想されています。 確実に読者を掴むOA出版 2014年にNature Communicationに掲載された研究情報ネットワークResearch Information Network (RIN)による調査の結果、OA方式の論文の方が従来の定期購読方式の論文よりも閲覧数、引用数ともに上回っていることが明らかにされました。例えば、2013年上半期にOA方式と定期購読方式の両方で提供するハイブリッド・タイプの学術雑誌であるNature Commun

    オープンアクセス 論文の引用率は本当に高いのか - エナゴ学術アカデミー
  • 「ミラージャーナル」は プランS 対策になるのか - エナゴ学術アカデミー

    従来の出版ビジネスモデルからオープンアクセス(OA)モデルへの以降が急速に広がりつつありますが、学術コミュニティと出版社の攻防は尽きません。そこに登場したのが「ミラージャーナル」なる出版形態。OA出版をめぐる論争の解決策になるのでは――と考える出版社もいるようですが、その実態はどうなのでしょうか。 ミラージャーナルとは ミラージャーナルとは、既存の購読しなければ読めない学術雑誌(ジャーナル)の完全に同一な内容ながら別モノとして公開されるOAジャーナルです。オリジナルなジャーナルにとっては鏡に映したように同一の内容であるため「ミラー」と表現されているもので、既存のジャーナルに別のISSNを持たせてOAで提供されます。タイトルはもちろん、出版に至る投稿、編集、査読の一連の流れはまったく同じものです。このミラージャーナルが、評判のよいOAジャーナルでの論文出版を望む研究者にとって、解決策となるか

    「ミラージャーナル」は プランS 対策になるのか - エナゴ学術アカデミー
  • オープンアクセス・ジャーナルファインダー - 学術英語アカデミー

    エナゴの「オープンアクセス・ジャーナルファインダー」は、お客様に良質なオープンアクセスジャーナルをご紹介する無料ツールです。このサービスでは、以下の入力枠に論文の要旨(アブストラクト)を貼り付けるだけで、学術論文のオープンアクセスジャーナル・ディレクトリ(DOAJ: Directory of Open Access Journals)が提供するジャーナルのリストから、お客様の論文掲載に最適なオンラインジャーナルの候補を選出することができます。 「捕ジャーナル」(掲載料さえ払えば査読なしでどんな論文も掲載するジャーナル)に誤って投稿してしまう危険を防げるのはもちろん、ジャーナルの信頼度や論文掲載料も調べることができます。エナゴ独自の検索アルゴリズムを利用して、お客様の論文と研究の内容に最適なジャーナル候補を選出し、掲載や出版の可能性を最大限に引き上げます。 {{resourceMsgNod

  • 研究者も無視できない Facebook の情報流出 - 学術英語アカデミー

    全世界のユーザー数が20億を超えるFacebookをどのような目的で利用していますか?研究を広めるためや、研究者仲間とのコミュニケーションのためというのが一般的でしょうか。今、そのFacebookは個人データの不正流用をめぐる国際的なスキャンダルの渦中にあり、世界中が注目しています。事の発端が研究者によるFacebookを利用した個人データの収集であったことに目を向ければ、Facebookによる個人データの流出と不正利用疑惑問題は、研究者にとっても他人事とは言いきれません。Facebookの問題は、倫理問題をより深刻に捉えるべきであることを再認識させるものだとする記事がnatureに掲載されました。 ■ 個人データの流出と不正疑惑 英ケンブリッジ大学の心理学者・神経科学者であるアレクサンダー・コーガン氏がFacebookの性格診断アプリを開発。この性格診断を受けるためにアプリをダウンロード

    研究者も無視できない Facebook の情報流出 - 学術英語アカデミー
  • 米国の裁判所、“ 捕食出版社 ”に差し止め命令 - 学術英語アカデミー

    2017年11月18日、米国の連邦取引委員会(FTC : Federal Trade Commission)は、米国の裁判所が9月に、いわゆる捕ジャーナルの出版社に対して「予備的差し止め命令(preliminary injunction)」を出したことを発表しました。FTCは不正な取引等を取り締まる政府機関です。 誌でも度々伝えてきたように、捕ジャーナル(predatory journal)とは、掲載料さえ払えばきわめて甘い査読のみで、どんなひどい論文でも掲載してしまうオープンアクセスジャーナルのことです。「ハゲタカジャーナル」と訳されることもあります。そうしたジャーナル(学術雑誌)に掲載された論文は、たとえば生物医学分野であったら、同分野の論文データベース「パブメド(PubMed)」に収載されないこともあります。 捕ジャーナルを発行する出版社は「捕出版社(predatory p

    米国の裁判所、“ 捕食出版社 ”に差し止め命令 - 学術英語アカデミー
  • 1