私は読書が趣味で、だいたい一日一冊くらいのペースで読んでいるのだが、元来集中力に欠ける人間なので、読んでいる途中にふっと別のことを考えてしまい、話の流れを見失ってしまうことがよくある。読み落としも多い。 ずっとこれで困っていたのだが、去年くらいから何かを行に当てながら読むというのを始めて、これがなかなか悪くないことに気づいた。今読んでいる行にしおりや定規を当てて読むと、集中が途切れてもちゃんと戻ってこられるし、読むスピードも上がったように思われるのである。まあ気分の問題かもしれませんが。 行に当てるものは、透明でないほうがよい(下が透けるといよいよ気が散るので)。で、最近まで手元にあったアルミの定規を使っていたのだが、先日この用途にぴったりな定規を二つ見つけた。 ひとつはピタットルーラーと称するもので、アルミとアクリル、二枚の板をシリコンゴムでつないだ構造になっている。横から見ると山型にな