OSDN > Magazine > マルチコア対応のソフトウェア料金体系に苦慮するベンダー各社──“刷新”か、それとも“現状維持”か 先ごろIBMが、ソフトウェアが稼働するプロセッサ・コアの数ではなく、稼働するスピードに基づいてソフトウェアに課金する計画があると発表したことは、業界内に困惑と動揺を与えた。同社は、インテルの4コア・プロセッサXeonのリリース(年内に出荷される見込み)を機に、「プロセッサ・バリュー単位」と呼ばれる新しいライセンス課金方式でソフトウェアの料金を設定する方針を明らかにしている。 例えば、IBMのデュアルコア・チップ「Power5」は、200プロセッサ・バリュー単位(1コア当たり100)、x86プロセッサは100プロセッサ・バリュー単位(1コアでも、2コアでも同じ)と格づけされる。この格づけに関する詳しい内容は、同社のサイトで参照することができる。 こうしたIBM