●IntelのCPU戦略を根幹から揺るがす Intelに襲いかかった「キャニバリゼーション (Cannibalization:共食い現象)」は、同社のCPU事業の根幹を揺るがしつつある。低コストかつ低消費電力のAtom系CPUが、PC向けCPUの市場を侵食することで、Intelの利益を減らす可能性があるからだ。最悪の場合、非PCの新市場を切り開くというAtomの目的は達成できずに、単にIntelの市場でPC向けCPUをAtomに置き換えるだけで終わってしまうかもしれない。 現在の状況は、9カ月ほど前の記事「ムーアの法則がIntelに逆襲する~Nettop/Netbookの脅威」の中で予測した“バッドシナリオ”を予感させる進み方をしている。この時の記事では、AtomがIntelにとっての新市場を拡大することができず、既存のPC向けCPUを脅かしてしまうというシナリオを予測した。今、日本など一
2008年末はAtomプロセッサを搭載したPCで大いに遊んだこともあり少々食傷気味。その反動で速いPCが欲しくなり、新年早々ハイエンドマシンを1から組むことに決定。現時点でハイエンドはCore i7プロセッサとなるものの、CPU+マザーボード+メモリだけで約7万円となる。1から組むとどう考えても10万円を超えあまり財布に優しくない。 そこでもう1つのハイエンド、Core 2 Quadマシンを5万円で組めないか、と秋葉原へ出た。ざっとショップを回った限り、ある程度の条件ならば、頑張ってクリアできそうな感触だ。その結果をまとめつつ少し遊んでみたい。 Text by Kazuhisa Nishikawa ●購入したパーツなど Core 2 Quadプロセッサ搭載PCを5万円で組むに当たってざっと予算の配分を考えてみる。動かしようのない部分はCPU。これだけで約1.8万円が必要だ。すると残りは3.
大きな違いはCPUとチップセットになる。3つのうち最上位に位置するのはCongoで、CPUはデュアルコアのConesus。チップセットはRS780、つまりAMD M780Gになり、MPEG-4 AVCやWMVのHD動画をハードウェアデコードできるAvivo HDに対応している。YukonはCPUがシングルコアのHuronとなり、チップセットはRS690、つまりAMD M690となる。 CPUであるConesus、Huronに関しては前者がデュアルコア、後者がシングルコアという以外は公式には発表されていないが、OEMメーカー筋の情報によれば、いずれもベースになるのは65nmプロセスルールのK8コアで、ConesusはAthlon 64 X2 Dual-Core for Notebooks(Turion 64 X2の廉価版)とほぼ同等の機能を持っており、デュアルチャネルメモリコントローラを内蔵
Athlon X2 7000シリーズの大きな特徴は、Phenomブランドで展開されているクアッドコア製品と同じK10アーキテクチャを採用している点である。コアを再設計したわけではなく、クアッドコア製品と同じ65nm SOIプロセスで製造された285平方mmのダイを使っており、このうち2コアを無効にする形で使用されている。よって、内蔵メモリコントローラやHT Link 3.0の仕様なども、そっくりPhenomシリーズと同じだ。 一般論でいえば、デュアルコア製品がコストの低いセグメントに降りている現在、ダイサイズのシュリンクを行なうことなく製品化している点は気になる点だ。これは、クアッドコア用のダイのうち、4コアすべてが完全動作しないものから作られていると想像される。この製品の発想としてはトリプルコアのPhenom X3シリーズに近く、クアッドコア用ダイの歩留まりを向上させるべく有効活用したも
Googleが、Webブラウザ上でネイティブバイナリコードを実行する「Native Client」を公開した。 Native Client http://code.google.com/p/nativeclient/ Google Earth,Quakeなどがすでに動いているようだ。 これはすごい!ブラウザ上でX86バイナリを動かす「Native Client」 http://www.moongift.jp/2008/12/native_client/ サンドボックスで安全性確保、オーバーヘッド5% ブラウザでx86バイナリ実行、グーグルが新技術 http://www.atmarkit.co.jp/news/200812/09/nacl.html あと、サンプルのlife.ccにSDL_surfaceと書いてあるのでSDLの描画まわりが既に動いているのだろうから、今後、たくさんのアプリがN
はじめに Google から、非常に面白そうなソフトウェアがリリースされました! その名も Native Client なんとブラウザ上で X86 のバイナリを動かしてしまうそうです。 これはすごい! さっそく試してみたいと思います。その過程を逐次更新していきます。 自分が試したときの環境 自分が試す環境は、以下の通りです。 Mac OS X Xcode の gcc (version 4.0.1 (Apple Inc. build 5465)) python 2.5.1 準備 では、さっそく準備をしましょう。 http://nativeclient.googlecode.com/svn/trunk/nacl/googleclient/native_client/documentation/getting_started.html を参考にやってみます。 環境一式をダウンロード まずは、以下
■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ AMDが新マイクロアーキテクチャCPU 「Orochi」と「Ontario」を2011年に計画 ●CPUロードマップとFab計画の全貌を明らかに AMDは11月13日(日本11月14日深夜)に行なったアナリスト向けカンファレンス「2008 Financial Analyst Day」で、2011年までのプロダクトロードマップを発表した。昨年(2007年)のAnalyst Dayで、ロードマップからいったん姿を消した次世代CPUコア群「Bulldozer(ブルドーザ)」と「Bobcat(ボブキャット)」が2011に再登場した。BulldozerベースのデスクトップCPUは「Orochi(オロチ)」、Bobcatベースのウルトラポータブル/ミニノート向けCPUは「Ontario(オンタリオ)」となる。 これらのCPUのプロセス技術は32nmとなる。また、
IntelとAppleとの蜜月は,どうやら苦い結末を迎えたようだ。 台北で開催された「Intel Developer Forum」(IDF)に関するZDNet Australiaのレポート記事によると,Intelの幹部は,同社のチップを採用していないことを理由に,「フルインターネット機能」を提供していないスマートフォンの典型例の1つに「iPhone」を加えることに決めたようだ。ARMベースのチップはインターネットを利用するには力不足だという,もっともらしい主張をIntelが繰り広げるのは今に始まったことではない。だが,iPhoneをやり玉に挙げるのはこれが初めてだ。 Intelは,ARMとの対決姿勢をあらわにすることで,次世代モバイルコンピュータ市場に進出を図ってきた。ARMが開発したコアは,全世界の携帯電話の90%以上に採用されている。Intelでは,PCベースのインターネット体験が同社
Macintosh(この名称も過去のもの。今はMacですね)のプロセッサが、PowerPCからインテルのものに変わって早2年あまり。Macユーザーの中には、PowerPCを知らない人もポツポツと登場し始めている。PowerPCは、PowerMacの終焉とともに過去の遺物になったと考える人もいる。 しかし、それは大きな誤解だ。そもそもPowerPCはアップルのものではなく、IBMが同社のRISCアーキテクチャをベースにして、モトローラやアップルと共同開発したもの。PowerPCという商標も、IBMが所有している。現在でも、PowerPCアーキテクチャを引き継ぐPOWER6プロセッサ搭載したサーバやワークステーションがIBMで作られているし、アーキテクチャ自身もまだまだ進化を続けている。アップルが手を引いたからと言って、PowerPCは消えてしまったわけではないのだ。 そればかりか、さまざまな
●COMPUTEXで目立ったAtomプロセッサ 先週、台北で開催されたCOMPUTEXでは、IntelのAtom(Silverthorne/Diamondville)プロセッサを搭載した、超低価格PC「Nettop」「Netbook」やモバイルデバイス「MID(Mobile Internet Devices)」が溢れた。今回のCOMPUTEXは、通常のPC CPUやチップセット、GPUが今1つパッとしなかったこともあり、Atom搭載マシンは話題となった。 しかし、ショウでは華やかだったものの、現実のAtomマシンの動向はというと、急拡大とは行きそうにない。COMPUTEXで台湾ベンダーがこぼしていたように、IntelからのAtomの供給は非常にタイトで、実際に製品を提供できるベンダーは限られそうだ。あんなにダイ(半導体本体)が小さく、生産性が高いチップを、どうしてIntelはハイペースで量
About Framewave Derived from the AMD Performance Library, Framewave is a free and open-source collection of popular image and signal processing routines designed to accelerate application development, debugging, multi-threading and optimization on x86-class processor platforms. Framewave revolutionizes the way silicon manufacturers deliver performance and optimization tools to software developers.
CPU を作る、と言ってもハードではなくソフト、仮想機械です。 2001 年から UNIX USER で連載されていた西田亙さんの「gccプログラミング工房」。いまさらながら、バックナンバーを取り寄せて初回から順番に読んでいます。とてもためになる連載です。 この連載中で第10回から数回に分けて開発されていた octopus という 8 ビット CPU の仮想機械があります。オリジナルは C 言語で書かれていたのですが、その設計を見て、これは他の言語でも作れるのではないか、と思い Perl に移植してみたところなんとか動作させることができました。以下の URL にコードを公開します。(西田さんに確認を取ったところ、オリジナルのソースは Public Domain とのことでした。オリジナルは http://www.skyfree.org/jpn/unixuser/ からダウンロード可能です。
Features ProBalance ProBalance is our famously efficacious algorithm to maintain PC responsiveness during high CPU loads. CPU Affinities Set permanent CPU affinities so that processes run on the desired set of CPUs every time they launch. CPU Sets A ‘softer’ form of CPU Affinities that are more like preferred cores. Priorities Set permanent priorities so that processes run with them every time. Ef
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