アクアワールド大洗水族館(茨城県大洗町)で、ダンゴウオの幼魚約80匹が展示されている。大きさは3~8ミリほど。3月以降、オスのダンゴウオが巣をほとんど離れずに卵を守ってきた。 カサゴ目の魚で、成魚でも2センチほどの大きさ。大洗水族館によると、団子のように丸い身体と愛らしい顔つきが特徴で、ダイバーに人気があるという。 成魚を初めて展示した3月以降、妊娠したメスをオスとともに別の水槽に移した。水槽につまようじの容器などを入れたところ、巣に見立てて産卵したという。飼育担当者は「小さくて普段あまり注目を浴びないので、これを機に多くの人に愛らしさに気づいてもらえれば」と話している。