三溪園(横浜市中区本牧三之谷58)で、財団設立60周年記念「重要文化財建造物10棟一挙公開」が行われている。 三溪園は、日本庭園であるとともに、室町中期から昭和期までの、住宅や茶室から寺院・城郭にゆかりの建築まで、多彩な建物が見られる建築博物館としても知られている。今回は財団(三溪園保勝会)設立60周年を記念し、重要文化財指定の古建築10棟を公開する。 公開建造物は、寺院建築=旧燈明寺三重塔(室町時代、康正3・1457年)、旧燈明寺本堂(室町時代、康正3・1457年)、旧天瑞寺寿塔覆堂(桃山時代、天正19・1591年)、旧東慶寺仏殿(江戸時代、寛永11・1634年)、天授院(江戸時代、慶安4・1651年)。書院・数寄屋建築=臨春閣(江戸時代、慶安2・1649年)、聴秋閣(江戸時代、元和9・1623年)、月華殿(江戸時代、慶長8・1603年)、春草廬(江戸時代)。民家建築(合掌造り)=旧矢箆