疫学に関する言葉についていくつか。 疑似相関 これは以前から何度も書いている事です。 2つの要因に強い関連があるが、実はそれは、他の要因が双方に干渉している結果であって、2つの要因は因果関係には無い、という関係の事を、疑似相関や見かけの関連と呼ぶ、というのが色々なテキストで解説されています。 しかしこれだと、字面的にあたかも、相関が疑似であるかように見えるので、表現として適切では無いのでは、というのが私の主張です。なにしろ、相関(関連)はあるのですから。 それで、このような概念を、疑似相関などと呼ばないテキストは、ほとんど見ません。そこで、その数少ないテキストを紹介します。 初めにこの本↓ しっかり学ぶ基礎からの疫学 作者: William Anton Oleckno,柳川洋,萱場一則 出版社/メーカー: 南山堂 発売日: 2004/11 メディア: 単行本 クリック: 28回 この商品を