東京都港区の母親は、なるべく絵柄が少ない2Bの鉛筆5本と赤鉛筆1本、消しゴム、定規を持ってくるようにと区立小学校から指示があったと話す (c)朝日新聞社 ドイツの文具メーカーの鉛筆は太めで、ドット柄に削られた部分に指を置くと正しく持てるという(写真:株式会社おもちゃ箱提供) 「薄すぎて読めない──」。小学校で鉛筆の濃さの指定をHBから2Bに上げる動きが広がる。一方、デジタルツールの導入で、手書き離れがますます進む可能性もある。AERA 2021年6月7日号の記事を紹介する。 【写真】正しく持てる!ドイツの文具メーカーの鉛筆はこちら * * * 「これはどう?」。学校で使う鉛筆を買うため、文具売り場を訪れた親子。 「ダメだよ、鉛筆は2Bって言われているから」 小学校6年生の娘は母親のすすめたBの鉛筆を棚に戻し、2Bに取り換えた。母親は言う。 「そういえば、いつから2Bになったんですかね?
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