第38回日本神経科学大会市民公開講座「脳科学の達人」 http://www.neuroscience2015.jnss.org/open_lecture.html 【要旨】生物は目や耳などの感覚器官を用いて、光や音などの環境情報を電気シグナルに変換し、それらを脳内処理しています。しかし、考え方を変えれば、自然界に存在する環境情報のうちの限定的な部分のみを感じとっているにすぎないともいえます。たとえば、ヒトは磁気や紫外線、放射能などを感知することができません。「感知していない」という劣等感はおろか、感知していないという事実への「気付き」すらありません。では、もし今まで感知できなかった情報が脳に送られたとき、脳はその情報をすみやかに理解し、活用することができるのでしょうか。もし可能だとしたら、この事実こそ、脳にはまだ眠った能力があり、普段は身体上の制約から発揮されていないことを意味しています
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