大学入学共通テストの会場前3人が刺される死傷事件の現場。現場には犯人のものと思われるトートバックが残されていた=15日午前、東京都文京区の東京大学(桐山弘太撮影) 大学入学共通テスト初日に試験会場の東京大(東京都文京区)の前で、受験生ら3人が包丁で刺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された名古屋市の私立高2年の少年(17)が「1年ほど前から誰かに危害を加えたいという気持ちがあった」とする趣旨の供述をしていることが18日、捜査関係者への取材で分かった。少年はこの時期に成績不振で自信をなくしていたとも話しており、警視庁少年事件課は事件の背景に、成績をめぐる葛藤があった可能性もあるとみている。 【写真】少年の父親が発表したコメント 関係者によると、少年は愛知県下でも有数の進学校に通い、成績は上位だったという。ただ、「医者になるため東大を目指したが、1年くらい前から成績があがらず自信をなくした。人を