2024年1月1日のブックマーク (2件)

  • 突然死をもたらすクラッシュ症候群にご用心:災害時の救出救助・救護ポイント

    倒壊家屋の瓦礫や、倒れた重量家具の下敷きになるなど、長時間体を挟まれた人が、救出当初は比較的元気そうにもかかわらず、突然容態が悪化し亡くなってしまう事があります。これが、阪神淡路大震災以降、知られる様になったクラッシュ症候群です。 原因と適切な処置を知っていれば、一般市民でも命を助け得るかもしれないだけに、いざという時に悔やむ事がないよう、事前に正しい知識を得ておきたいものです。 突然死をもたらすクラッシュ症候群-なぜ? クラッシュ症候群は、古くは、1940年のロンドン大空襲以降、主に戦災や自然災害の場で、また、事故や労働災害などの場面でも起こりうるものとして研究されてきました。 しかし、日における社会的認知は遅く、1995年の阪神淡路大震災ではその存在が、2005年のJR福知山線脱線事故では、瓦礫の下の医療(CSM)が注目されるに至っています。 クラッシュ症候群で突然死に至る過程 クラ

  • 意外と知られていないクラッシュ症候群|安心安全情報|iTSCOM/イッツコム

    がれきの中から救出されたのに助からない!? 救出された時には元気でも数時間後に急変することがある。 広く知られたのは最近 1995年1月17日の阪神・淡路大震災でがれきの下に埋まった状態から救出された人が数時間経った後に症状が急に悪化し、死亡した例は多数に上る。これが俗に「クラッシュ症候群」(別名:クラッシュシンドローム・挫滅症候群)と呼ばれるもので、この時はまだ一般に広く認知されておらず、概算の記録ではあるが、少なくとも372人が発症し、そのうち50人が亡くなっている。これを契機に、日ではクラッシュ症候群が認知されるようになり、災害医療のあり方も大きく変わった。 クラッシュ症候群は、がれきなど重いものに腰や腕、腿(もも)などが長時間挟まれ、その後圧迫から解放されたときに起こる。筋肉が圧迫されると、筋肉細胞が障害・壊死を起こす。それに伴ってミオグロビン(たん白質)やカリウムといった物質が