2012年2月に経営破綻した半導体メモリー大手、エルピーダメモリの社長だった坂本幸雄氏が、日本の技術と中国の資金を活用して先端半導体の開発・量産に乗り出す。NHKが2月20日6時のニュースで、続いて2月22日付日本経済新聞が報じた。 本当なのかと首を傾げる向きが少なくなかった。これまで坂本氏は、“大ボラ”を吹いてメディアを手玉にとってきた過去があるからだ。 案の定というべきか、2月24日午後1時から開催される予定だった次世代メモリー設計開発会社発足の記者会見は中止になった。中止の理由は報道への対応に追われているからだという。事前にメディアに流して前景気を煽るのが坂本氏の常套手段だが、かえって墓穴を掘ってしまったようだ。 日経新聞の記事はこのような内容だった。 「坂本氏が社長を務める半導体設計会社はサイノキングテクノロジー。日本と台湾の技術者合計10人で立ち上げ、今後は日台と中国を中心に設計
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