独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)では、音声・言語処理の研究開発を推進するMASTARプロジェクト(プロジェクトリーダ:中村 哲)において、多言語機械翻訳の成果展開を進めています。この度、スマートフォンで動作する、旅行会話用の高品質な「超」多言語テキスト翻訳システムを開発しました。 NICTの多言語テキスト翻訳システムは、最先端の翻訳技術を駆使して構築され、既存の多言語システムを圧倒する世界最高品質(約8割の翻訳率)を誇ります。また、21言語の可能な組合せ全て(21×20)である420通り言語対の翻訳ができます。 現在、NICTでは、内閣府総務省社会還元加速プロジェクトの一つである「言語の壁を越える音声コミュニケーション」において、音声翻訳技術の研究開発に取り組んでおり、その一環として、多言語のテキスト翻訳の研究を進めています。 一方、観光立国を目指す日本