2011年08月07日20:57 カテゴリ法/政治 菅直人氏の「雄大な計画」 菅首相は、9月に訪米して日米首脳会談をする予定だという。もしかして、ずっと辞めないつもりなのだろうか。側近でさえ彼の真意をはかりかねているようだが、今やっていることが彼の人生の目標だと考えると、合理的に理解できる。 彼は学生運動でドロップアウトし、ずっと反体制運動で生きてきた。彼の所属した構造改革派は、「工場評議会」によって労働者が企業を管理しようという一種のサンディカリズムで、国家は最終的には解体すべき敵である。ただ彼らはマルクス・レーニン主義のような暴力革命ではなく、議会で多数派を握って徐々にヘゲモニーを左へ移動させる戦術をとった。 しかし日本の企業は、グラムシが考えていた労働者管理に近い。菅氏の理想は日本企業によって実現され、そして破綻したのだ。労働者管理は、世界的にみてもユーゴなどですべて失敗し、かつてイ
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