2013年05月09日12:04 カテゴリ法/政治 川口委員長の解任は「決められない日本」の病理 参議院の川口順子環境委員長が、参議院本会議で解任された。その理由は中国滞在を1日延長したということだが、川口氏の説明によれば、出席していた会議の日程の変更で楊国務委員との会談が25日に延期されたため、24日中に帰国する予定の延期を議院運営委員会に申請したという。 しかし議運がこの申請を認めなかったため、川口氏は無許可で中国に滞在する結果になり、委員会が開けなかったというのが野党の言い分だ。しかし参議院規則によれば、「委員長に事故ある場合」は理事が代理で開会できる。それをさせないで委員長を解任する野党の戦術は、15日に予算が自然成立するのを前に、与党をいじめて野党の力を誇示しようということだろう。 これは小さな問題に見えるが、野中尚人氏の指摘する国会至上主義による「決められない政治」の典型的な症