「遺伝子上は親が3人」に。遺伝性疾患を防ぐための新しい体外受精技術2014.03.24 12:30 mayumine 英国の医学倫理委員会は、3人の人物(普通は2人ですよね)の遺伝子を使った体外受精技術に賛成であるという声明を発表しました。そして(当然ながら)生命の倫理に関する論争の引き金となっています。 不妊治療と人種改良実験との線引はどこにあるのでしょうか? この治療法は遺伝性疾患が母親から胎児に受け継がれるのを防ぐ目的で開発されました。これは母親の卵子から採取した遺伝物質を、核DNAを除去したドナーの卵子に移植するもので、理論的にそこで誕生した子は父と母の核DNA、そしてドナーのミトコンドリアDNAを受け継ぐことになります。つまり、誕生した赤ちゃんは遺伝子的には「3人の親」を持つことになるのです。 当然、「もう1人のDNA」が必要であればその「もう1人」に対して、理想的な遺伝子の持ち