その死が天安門事件のきっかけとなった胡耀邦・元総書記は、かつて、「中国人民がもし中国共産党の歴史の真相を知ったら、必ずわれわれの政権を転覆させるだろう」と述べていたことを証言した人がいる。演説会場にいた人だ。 ◆胡耀邦の衝撃的な演説――1979年2月胡耀邦(1915年11月20日~1989年4月15日)の演説を聞いていたのは、辛●年(しん・こうねん)(●はサンズイに景と頁を並べて書く)(1947年~)という中国共産党史の歴史研究者だ。彼によれば、1979年2月に、文化大革命(1966年~76年)後はじめて、北京で「全国長編小説座談会」が開催された。まだ駆け出しの青年作家だった辛氏も招聘されて、座談会に出席していた。出席者は全部で30人ほどであったという。 すると、会議中のある日のこと、突然、中共中央の講堂に集まるように命じられた。 新中国(中華人民共和国)誕生以来、数千万人におよぶ無辜(む
![人民が党の真相を知ったら、政府を転覆させるだろう――1979年、胡耀邦元総書記(遠藤誉) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/67b415917ac704b6f0865105bbcfa18fb960408d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Fendohomare%2F00061679%2Ftop_image.jpeg%3Fexp%3D10800)