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相対性理論、周期表、DNAの複製など、高校の物理・化学・生物系の授業ではいくつものことを学んできただろう。 こうした知識は、現在も続くあらゆる驚愕の事実への探求の基礎である。だが無論のこと、科学は高校の知識の範囲に収まるものではない。その次のレベルへと知識を深めようと思えば、それはたちまち素晴らしく興味深いものとなる。 ここでは特に順位をつけることなく、海外の高校では教えてくれなかった、めくるめく科学的事実を見ていこう。 もしかしたら日本の高校では教えてくれていたのかもしれないが、文系の私にとっては未知なる世界だ。ちなみに生物は割とよかったが、物理がやばくて100点満点中3点だったこともある。うちの女子高は追試がないのでよかったけども。
「ワクチンで人が死んではいけない」といった趣旨のツイートがブックマークを集めている。そのいくつかが、HPVワクチンとトロッコ問題の類似性について指摘している。トロッコ問題とは、暴走したトロッコがそのままだと5人ひき殺すことろが、ポイントを切り替えて路線を変えると犠牲者は1人で済むという状況のときに、はたしてポイントを切り替えることは倫理的なのかという思考実験のことである。 確かにHPVワクチンとトロッコ問題は似ている。HPVワクチンを接種すると前がん病変や(おそらく)子宮頸がんを減らせるが、その代わり副作用が生じうる。比較すると利益のほうが害よりも大きいため接種を(国際的には)推奨されている。これは「多数を救うために少数を犠牲にする」トロッコ問題ではないか?しかし、私の考えでは、HPVワクチンとトロッコ問題には重要な違いがある。 トロッコ問題ではポイント切り替え前の犠牲者と後の犠牲者は明確
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