第45回「OCM式日本語50音」発音 合唱音楽では「発音」が重要であることは周知の事柄。しかしながら、実際の現場ではなかなか統一できていないのが現状ではないかと思います。 「日本語音声学」としての個々の研究はあるのですが、国としての「標準」が曖昧であるということにも一因があるのではないかと私は考えます。 以前より「大阪コレギウム・ムジクム」ではこの問題と取り組み、解りやすいクリアーな響きを追求しての演奏を試みてきたのですが、現在では多くの方々の「評」を通して一定の成果を得たのではないかと考えます。 「発音」にとって大事なことは大きく分けて、「口の開き・唇の形」「舌の位置・動き」「口腔内の形状・容積」です。特に、舌の位置と動きは私たち日本人が取り組むべき課題が大いにあるように私には思われます。 ここに「OCM式日本語50音」の発音法を公開します。 中にはこれまでの一般的な発音と異なるものもあ