前方秘匿性(forward secrecy)とは、以下のような性質を指します。 公開鍵暗号の秘密鍵のように、比較的長期に渡って使われる鍵が漏えいしたときでも、それまで通信していた暗号文が解読されないという性質 鍵が漏れることも想定せよ――クラウド時代における「楕円曲線暗号」の必然性 - @IT 鍵が攻撃者や諜報機関など第三者の知るところとなった場合でも、それまで通信していた暗号文が解読されないようにしないといけない、という考え方とともに、最近 HTTPS を利用するウェブサイトにおいても導入が求められるようになってきた概念です。 前方秘匿性を満たすウェブサイトの設定方法については、TLSの暗号化方式をECDH_RSAあるいはECDHE_RSAに設定すれば良い、と述べている文献が多いです。 ですが、ほとんどのウェブサーバにおいて、それは誤りです。 なぜか。 通信を暗号化する鍵(セッション鍵)