石川県輪島市では7日も道路寸断で集落の孤立が続く。前日にも徒歩で立ち入った沿岸部の孤立集落、鵜入(うにゅう)町から、さらに先の西保地区を目指したが、雨でぬかるんだ土砂が行く手を阻んだ。鵜入からは住民らが物資を求め、市街地へと向かっていた。 輪島市中心部から西へ約6キロ、さらに進むと西保地区の小池町へつながる。中心部から鵜入の集落への道路も崩落や土砂崩れとなっているが、崩落現場を下り、土砂の脇を抜ければ進める。 午前8時半ごろ、鵜入へ向かう崩落現場近くで現地の住民数人とすれ違った。雪に備え、ガソリンを市街地まで入手しにいくという。漁師の浜野孝也さん(55)は「もう7日目。車中泊の燃料が尽きる。雪に備えないと。道もいつまた崩れるか。危ないので通行が禁止されるかもしれない」。集落の多くは高齢者。崩壊した道を歩くのは難しく、とどまるしかないようだ。
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