日本電気(NEC)は29日、防災科学技術研究所(NIED)が整備を開始した「日本海溝海底地震津波観測網」の海洋調査および海底機器の製作を受注したことを発表した。 「日本海溝海底地震津波観測網」は、防災科研が敷設を計画する大規模な海底地震・津波観測ネットワーク。房総沖から根室沖にわたる広範囲な海域と、日本海溝軸の外側海域での、地震や津波の観測を可能にする。完成時には、5,000キロメートルを越える海底ケーブルと150台を越える海底観測ユニットを中心に構成される見込みだ。各観測装置からのデータは、光海底ケーブルによってリアルタイムで陸上の受信局に伝送される。 今回NECが受注した内容は、ケーブル敷設ルートの選定と観測点設置予定箇所の構造探査、および2海域分の観測装置の開発と製造となっており、2011年度第3次補正予算にて着手する。 NECは、日本で初めて1979年に東海沖のケーブル式常時海底地
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