埼玉県知事選で応援演説に入っていた柴山昌彦文部科学相に対し、大学入試改革への反対を訴えた大学生を警察官が取り囲んで遠ざける騒ぎがあり、ネットなどで話題になっている。27日の会見で柴山氏は「(演説会場で)大声を出すことは権利として保障されているとは言えないのではないか」との見解を示した。一方、大学生は取材に「入試に向けた動きが本格化するなか、文科相に直接訴えたかった」と語った。 柴山氏によると、抗議を受けたのは投開票日前日の24日、さいたま市のJR大宮駅前で応援演説をした際。登壇していた車の後方から「柴山やめろ」「(英語の)民間試験撤廃」と大きな声が聞こえたという。 ネット上では、抗議をしていた男性が警察官たちに囲まれる画像が投稿され、「文科相に抗議の大学生を街頭演説から排除」と批判が出たのに対し、柴山氏はツイッターで「わめき散らす声は鮮明(だった)」などと発信。27日の会見では「表現の自由