新型コロナウイルスの感染が収束する兆しを見せないまま、小中学校ではまもなく秋の運動会シーズンがやって来る。今年はコロナ禍を理由に開催を見送る学校も多い中、感染に配慮した「新しい運動会」を模索する学校がある。 東京都八王子市にある私立マキャベリ小学校では、今年も例年通り10月10日に運動会を決行する予定だ。その一方で、感染拡大を防ぐため、児童同士が密着しないような競技のあり方についても検討。毎年行っている競技の見直しを進め、今月「新しい運動会」としてプログラムを完成させた。 あんパンを使ったパン食い競争では、マスクを着用したまま競技ができるよう、ガーゼ部分をパン生地に変えた「マスクパン」を製作。トラックには中身の餡だけを吊っておき、競技の際にはマスクごと食べることで、これまでと同じようにあんパンを食べられる仕組みに変更した。 花形競技でもあるリレー種目では、長さ2メートルのロングバトンを使用