IPv6 においてはネットワーク・インタフェースに対して何もしなくてもアドレスがわりてられる. これは IPv4 との大きな違いのひとつである. インタフェースに自動的に付与されるこのアドレスをリンクローカル・アドレスという. アドレスの自動設定は IPv4 においては DHCP (DHCPv4) を使用することによって実現されるが,この場合は DHCP サーバが必要である. すなわち,DHCP サーバはネットワーク・ノード (PC など) に対して IP アドレスを 「払い出す」. これに対して IPv6 においては DHCP サーバがなくてもルータによってアドレスを自動設定することができる. この機構を 「ステートレス自動設定」 という. しかし,IPv6 においては,アドレス自動設定のために DHCP (DHCPv6) を使用することもできる. 両者のおもな違いは,わりあてる側である
ここでは、プロトコルに起因するIPv4とIPv6の違いを扱っています。 デュアルスタック環境に伴う問題点などは今回は範疇外です。 IPv4のアドレスは32ビット、IPv6のアドレスは128ビットである点が最も大きな違いです。 ただし、IPv6のアドレスのうち上位64ビットがネットワークアドレスとして利用されるため、実際には「128ビットという無限のアドレス」というのは運用上は事実ではなく、インターネットの43億倍の数倍(ネットワーク数なので正確には言いにくいため)ぐらいです。 IPv4では「198.51.100.254」のような表記ですが、IPv6では「2001:db8:aaaa:bbbb:cccc:dddd:eeee:1」のように「:」で区切る表記になります。 「::1」のように、ゼロを省略することも可能です。 IPv4では通信の種類は、ユニキャスト、ブロードキャスト、マルチキャストの3
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