【北京=野口東秀】中国の雲南省昆明市にある飲食店が「日本人と犬は入るべからず」との表示をしているという。現地のインターネットメディアが伝えているもので、当局がこれら差別表示を強制排除する様子はなく、飲食店側も撤去するつもりはないようだ。 これによると、この飲食店の店主は「中国人として日本人が中国を侵略し、虐殺した歴史を忘れてはならない。私のやり方に間違いはなく、ずっとこの標語の表示を続けるつもりだ」と主張しているという。 さらに店主は「店を開いたのは2年前だが、1年前からこの標語を表示している。警察官がやめるように注意したことがあったが、自分のやり方を貫きたい」とか。 これに対し、ネット上には「浅はかなやり方だ。日本人が来なくなるだけ」との市民の意見が紹介されているほか、弁護士の劉愛国氏は「人種差別であり、文明的でない。大衆の扇動にもなっている」と批判しているという。 中国では、こうした差