アメリカ右派の茶党(ティパーティ)とマダガスカルの音楽家とが、違法伐採をめぐるコンサートで対決する様相だ。去る9月30日、マダガスカル島ではマダガスカルのミュージシャン達が集い、違法伐採問題を啓発するコンサートが行われた。その一週間後10月8日には茶党の主催で、ギブソンギター社を支援するコンサートがテネシー州ナッシュビルで開かれる。ギブソンギターはマダガスカルからの違法木材の輸入を禁じるレイシー法違反容疑で公判中である。 マダガスカルでのコンサートの提唱者の一人で、シンガーソングライターのラジア・セッド(Razia Said)氏は言う。「事態は緊急を要する問題です。毎日、僕たちの森林が消えていっているのですから。」今回のコンサートには5,000人の観衆が集まったとみられている。 マダガスカルのマオサラ(Masoala)熱帯雨林はレミューが棲む熱帯雨林として有名だが、現在では一日1,000本