[カラカス 14日 ロイター] - ベネズエラ議会は、粉ミルクではなく母乳による育児を促進させるため、哺乳瓶の使用を禁止する法案について審議を始めることになった。与党・統一社会党のモンゾン議員が明らかにした。 この法案は、子どもの健康を向上させる措置として「全ての哺乳瓶を禁止する」としており、同議員は13日、国営テレビで「多国籍企業が粉ミルク販売の結果で失われてきた(母子間の)愛を増大させたい」と話した。 モンゾン議員によると、母乳による育児を促す法律は2007年に承認されたが、粉ミルクを使用した際の罰則規定は設けられなかった。同議員は、今回提出された法案が可決された場合、どのような罰則が科せられるかについては言及しなかった。