先月末から今月にかけて埼玉県の入間市や狭山市などで、合わせて100羽余りのカラスが死んでいるのが見つかり、埼玉県は餓死したものとみて調べています。 カラスが死んでいるのが見つかったのは、入間市や狭山市の雑木林や畑などで、先月30日、住民から通報を受けて埼玉県などが調べたところ、6日までに合わせて81羽が死んでいるのが確認されたということです。 また、およそ40キロ離れた熊谷市内でも今月、およそ30羽のカラスが死んでいるのが見つかりました。 埼玉県は回収したカラスのうち21羽について鳥インフルエンザの簡易検査を行いましたが、すべて陰性で、化学物質の検査でも農薬などは検出されなかったということです。 また、目立った外傷もなく、解剖の結果、いずれも胃の中が空だったことから、餓死したものとみて調べています。 埼玉県によりますと、カラスは寒さが厳しい冬に食べ物が少なくなり死んでしまうことがあるという