IBF(国際ボクシング連盟、本部・米ニュージャージー州)は6日(日本時間7日)、ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)の世界ミドル級王座を剥奪すると通達した。ゴロフキンが指名挑戦者セルゲイ・デレビャンチェンコ(32=ウクライナ)との対戦に合意しないため。ミドル級の3団体統一王者だったゴロフキンはIBF王座を失い、WBAスーパー王座とWBC王座の“2冠王者”となった。 ゴロフキンは15年10月にデビッド・レミュー(カナダ)を破って獲得したIBF王座を4度防衛。しかし、17年8月に指名挑戦者となったデレビャンチェンコとの対戦はビッグビジネスにならないため、昨年9月に引き分けた元WBC王者サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)との再戦交渉を優先的に進めてきた。5月5日に予定していたカネロとの再戦はカネロの薬物違反により中止となり、ゴロフキンは代わりにバネス・マーティロスヤン(米国)と対