去年1年間に、長崎県内で外国人技能実習生を受け入れている67の事業所で、安全基準や労働時間などの法令違反が見つかり、違反が発覚した事業所の数は年々、増加傾向にあることがわかりました。 外国人技能実習生は、農業や漁業、製造業などの現場で働きながら日本の技術を学んでいて、長崎労働局によりますと、去年10月の時点で長崎県内で、およそ2500人の実習生を受け入れています。 長崎労働局は、情報提供などを受けて、去年1年間に実習生を受け入れている県内89の事業所で立ち入り調査を行ったところ、その75%にあたる67の事業所で法令違反が見つかりました。 違反の内訳は、安全基準の違反が28件と最も多く、次いで労働時間の違反が12件、割増賃金の違反が9件などとなっています。 中には、建設現場で調理業務を担当していたベトナム人の実習生2人に対し、労働基準法に基づく「36協定」を締結せずに、いわゆる「過労死ライン