Jリーグの魅力を日本人以外にも知ってもらおうと、英国出身のアラン・ギブソン氏(50)が、日本語と英語を併記した情報誌「J Soccer Magazine」を創刊した。1千試合近くを生で観戦した“通”の視点で、日本サッカー界の現状を描いている。 神戸市内のホテルでDJとして働くため、アラン氏が来日したのは1988年。熱心なサッカーファンだったため、93年に開幕したJリーグにもたびたび観戦に訪れ、その魅力に取りつかれた。強豪の数チームのみが優勝を争う母国のプレミアリーグとは違い、最終節までどのチームが優勝するかわからない点を「予測が付かないし、エキサイティング」と感じ、毎年約50試合を観戦しているという。 日本代表戦にも足を運び、歴史的瞬間に立ち会ったこともある。97年11月ジョホールバル(マレーシア)で行われたワールドカップ(W杯)フランス大会アジア第3代表決定戦のイラン戦。日本が延長戦で勝