食わんかった。 なんか、そーゆーのが自分の潔癖な倫理観みたいな…自己満だった。そういう自己満男というのがサイテーなのだと思う。 じゃ、一口、って洒落はなしというか、ま、もう若こうもないし、そういうのも縁もないというか、縁を作らない。揉め事の種は避ける避ける。 で、食わんかったとかいうが、思い返すに、(1)本当にそういう情況だったのか、回顧してそう思ってだけかよ、(2)いや今にして思うとそういう話だったかもねと、若いときはまんざらでもねーかほっほっ、(3)その他、道頓堀の夜は更けてなど、…さあ。記憶というのはよくわからない。 ただ、ま、据え膳ってのは愛ではなくて、若いときは、なんだかんだ愛に飢えていてというのはあったかと思う。そのあたりはけっこう支離滅裂だった。性欲とか云々とかもだが、根のほうに発狂しそうな孤独があった。あれはなんだろ。存在の本質として別に孤独がどうなるものでもないし、多分に