2015-03-20 ありがとうございましたって言いたい 寝る前に枕元で本を読んでもらったりお話をしてもらう、ということに子どもの頃とてもとてもとても憧れていて、でも両親はとても忙しい人たちで、それは一度もかなわなかった。 大きくなってからのある時期に不眠症みたいになったことがあって、その時相談した知人に桂米朝という人の落語のCDを借りたことがあった。その知人は毎晩寝る前にイヤホンで落語を聴かないと眠れないらしかった。私はその時落語についての知識は皆無で、聴いてもよくわからない部分も結構あって、でも気分が落ち着く声だなあと思いながら耳を傾けているうちにいつの間にか寝ていた。深くてあたたかい眠りだった。 その後自分で「桂米朝上方落語大全集」という十枚一組で二万円ぐらいするCDを買って、毎日かわりばんこに聴いたけれども、いつも途中で眠ってしまった。 睡眠薬がわりに使っていると知られたら、