「東京三大豆大福」という言葉が独り歩きして久しい。 護国寺・群林堂、原宿・瑞穂、泉岳寺・松島屋を指すようだ。 評価の高い京都・出町ふたばは京都なので、別格らしい。 だが、と言いたい。 この三つはそれぞれに特色があり、確かに絶品だとは思う。それを押さえつつ、私はここに南青山の「和菓子 まめ」を加えたい誘惑にかられる。小さな、モダンな和菓子屋さん。 絶品という言葉はここの豆大福にこそ冠したい。 歴史は15年ほど、とさほどあるとは言えないが、女性店主の和菓子職人としてのキャリアが少々変わっている。 和菓子学校で技術を学ぶのが普通の和菓子職人のコースだが、彼女はすべて独学で、あんこ好きが高じて、最初は静岡・三島であんこカフェを開き、それが評判を呼び、やがて東京に進出、2008年には南青山に「和菓子 まめ」の暖簾を下げた。 独学というのが驚き。 天賦の才能と研究熱心が隠し味になっているに違いない。で
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